近年では世界的に感染症が流行したことで、在宅時間は比較的長くなって、自宅でよりくつろげるようにしたいと思っている人が非常に増えてきています。住宅の中でも、大きな役割を果たすものの1つに明かりが挙げられます。照明器具で明るさを得る事は一番重要な役割ではありますが、近年では空間を演出する役割も大きくなってきています。以前よりも相撲が人間にとって生活を楽しむためのものになり、さらにはくつろげる空間と言う役割が求められるようになってきていると言えるでしょう。

注文住宅における照明は、近年では10年ほどの間に一気にLEDが主流になってきていると言えるでしょう。特にLED照明は省エネ効果を取り上げられることが多いですが、その他にも数多くのメリットがあります。以前までは電球や蛍光灯は数年経ったら交換することが当たり前でしたが、LEDの場合には寿命がかなり長く、寿命を迎えた場合には電球を交換するのではなく、器具ごと交換する提案がなされるほどです。これによって高い位置にある照明器具、手の届きにくい部分にあるものは、電球の交換が大変だと言う思いを考えながら選定する必要がなくなってきているのです。

LED照明が普及したことで、注文住宅設計においても、照明のデザインの自由度はかなり上がっています。具体例をあげると、リビングの空間の1部分に間接照明を設置したいと言う考えがあれば、以前までは照明器具の周りに電球交換の作業ができるスペースを確保する、テレビなどの放熱する家電とはやや話した配置にするなどの必要がありました。近年では注文住宅においてもこのような制約がかなり少なくなってきているのです。