マイホームを検討している世帯であれば、一度は聞いたことがあるのが長期優良住宅ではないでしょうか。長期優良住宅とは、住宅寿命が欧米と比較して短い日本の住宅を長く住み続けられるように、性能と機能と対策を施したことを第三者機関の審査を経た認定住宅です。日本の住宅寿命の平均は約33年は、イギリスでは約77年、アメリカでは約55年と比較しても短いため、より長く住み続けられる住宅開発の基準として、平成21年（2009年）6月4日に導入されました。それから何度か変更を経ており、特に2022年10月1日から施行される「断熱等級性能等級4」から「ZHE相当」への引き上げがなされており、以前よりも認定基準が厳しくなりました。

長期優良住宅とは、長期に住み続けられるための基準として構造と設備、居住環境への配慮、一定面積以上の住宅面積がある、機能と性能維持の基幹と方法を定めている、地震や火災などの災害に備えているなどの条件をクリアしなければなりません。また対象となっているのは、新築戸建とマンションに加えて、中古住宅や中古マンションのリフォーム・リノベーションにも対応しているため、様々なライフスタイルを持つ方にも利用してもらえます。長期優良住宅とは、より長く住み続けられる住宅を目指した認定制度であり、税制上や火災保険などの優遇を受けられためメリットも多大です。また性能・機能を客観的に第三者機関が判断するため、資産価値の維持・向上を目指せます。